ネットショップの運営状況を客観的に評価し、改善点を発見し、そのための施策を検討するベースとなるためのデータを得るために、ツールはネットショップに必ず必要なものです。
ツールを活用することは、ネットショップの売上・利益を上げ、経営を効率化するための決め手となります。
色々なデータ指標が出てきますが、まずは一番基礎的な指標から活用するようにしましょう。
広告効果測定ツール
効果を測定するためのツールは、広告を提供するメディア、広告会社が提供をするものや有料でのツールがいろいろと出ています。
基本は利用する広告の管理画面についている測定ツールを使うことになりますが、複数のメディアミックスを行う場合や、トラッキングを細かく行いたい場合は、こうしたツールを利用することを検討してください。
また、AIを組み込んだ自動広告管理ツールも新機能がどんどん追加されてサービスを開始しています。
これは、広告の目的、予算、ターゲットに合わせて広告を最適な組み合わせ、予算配分で出稿管理してくれるツールです。複雑で管理の難しいメディアミックスも自動で管理してくれるので今までの煩雑で難しい意思決定を簡単にしてくれます。
予算が大きくなり、複数のメディア、広告を利用するようになったら自動化ツールも検討するといいと思います。
アクセス解析ツール
アクセス解析ツールは、サイトへのアクセス状況を測定して表示するツールです。
サイトの改善点を把握することができますので、ネットショップには必須のアイテムとなります。
アクセス解析ツールも広告効果測定ツールと同様にいろいろなサービスがありますが、最初はGoogleが無料で提供している2つのツールを設定しておけば間違いありません。
Googleアナリティクス Google Analytics
Googleが無料で提供する協力はアクセス解析ツールです。
サイトの訪問者数・PV数・平均滞在期間・直帰率といった基本事項はもちろんのこと、ユーザーの年齢・性別・関心事項・地域・使用言語・ブラウザ・OS・デバイスなど、ありとあらゆる項目を網羅しています。
また、ユーザーの行動も詳細に知ることができます。個々のページのアクセス状況についてもわかるので、流入経路の改善や、人気の記事を元に次の企画を練るといったことも可能になります。
さらに、コンバージョン(SNSのシェアや、特定のクリック、一定の在在時間など)を独自に設定し分析にかけることも可能なので、利用している企業のKPIに合わせた指標でWebサイトを評価できるというのも大きな特徴です。
Googleサーチコンソール Google Search Console
Googleサーチコンソールとは、サイト運営者がクローラー(検索ロボット)とやり取りをするためにGoogleが提供している無料ツール。
Googleアナリティクスは、主にサイトへ流入後の情報データを解析しています。
それに対し、Googleサーチコンソールは主にサイトへ流入する前の情報データを解析しています。
このツールで確認できるのは、主に検索キーワードのクリック数や表示回数といった検索パフォーマンスです。また、外部リンクや内部リンクのランキング、モバイルユーザビリティの確認、サイトリンク検索ボックスなどのデータ解析などもチェックすることができます。
一部機能をGoogleアナリティクスの管理画面に紐づけることもできるので、セットで利用することをお勧めします。