不正注文対策の新たなサービス

 中江哲夫

通販に携わっていて最近特に気になるのが不正注文の増加です。

テレビなどでも取り上げられていますが、空室を使った不正商品受取やスキミングに代表されるクレジットカード情報の不正入手などの手法が複雑になってきていて、すべての通販サイトはこうしたリスクに直面しています。

ここで改めてよくある不正注文をご紹介します。

1.不正取得したクレジットカード情報による注文

カード番号、印字されている名前、セキュリティコードの3つがわかれば買い物が本人でなくてもできちゃうクレジットカードは最もリスクが高い回収手段です。情報を盗み取る手法はどんどん進化しているようです。

さらに、不正注文で発生した金銭被害は、チャージバック制度(カード保有者が支払いを不服とし、カード会社に返金を求めることができる制度)に基づき、EC事業者が負担しなくてはならない、ということになっていますので、ショップにとっては深刻な被害を受けることになります。

2.後払い決済での未払い詐欺

後払い決済で申し込み、空室や不正利用した住居で商品を受け取りそのままトンズラをされてしまう被害です。空室に忍び込み、配達が終わると逃げてしまい追跡のしようがありません。ほぼ回収は不可能です。ホテルやウィークリーマンションも利用されるので、こうした場所を指定した後払い決済は注意が必要です。

3.転売目的の受取拒否詐欺

代引き注文と同時にオークションに注文商品を出品し、落札されると受け取るが落札がないと受取拒否をする手口がこれ。在庫を持たずに利ざやを稼ぐ、せこい詐欺です。この送料や手数料はショップが負担せざるえないので多くなると被害額もバカにならない。

3つのうち、3.はモールなどでは購買客名がブラックリストに載るので注意できるが、一般のカートを利用しているお店は防ぎようがない。

 

こうした不正注文を事前に防ぐためのサービスが開発されている。その一例がこちらの不正注文検知サービスO-PLUX(かっこ株式会社)です。o-plux_logo01http://cacco.co.jp/products/o-plux/

これは注文データを審査し不正注文を検出する(データベースを利用した審査と目視審査を行う)サービスということで、これにより不正取引の56.22%、金額にして82.73%を捕捉したということです。この数字が高いのかどうかわかりませんが、事前に防げるというのが良いところです。

この審査とカードや後払いなどでの与信審査がどう違うのか、わかりませんが、ダブルチェック機能として未然にリスクを防ぐのならいいサービスだと思います。

不正注文は起こるまで他人ごとですが、いつ起こってもおかしくない事件です。残念ながら現状はモール出店サイトでも自己責任でこうした詐欺に対処しなければなりませんので、こうしたサービスの出現には気を配っておいて損はないはずです。

 

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