アマゾンと楽天 2015年の業績推測値

 中江哲夫

amazonアマゾンの昨年売上を、アメリカアマゾンが米証券取引委員会に提出したアニュアルレポートからネットショップ担当者フォーラムが推計している。
https://netshop.impress.co.jp/node/2573

それによると、ドルベースで82億6400万ドル、円換算で9916億8000万円となり、日本事業の売上は円ベースで19.4%増というハイスコアを出したようだ。
Amazon.co.jpの年間流通総額は、推定1兆5500億円ということで、ドルベースではともかく円ベースでは業績を伸ばした1年と言えそうだ。

一方、楽天市場については「見通し不透明」といった評価をビジネスジャーナルが伝えている。
http://biz-journal.jp/2016/01/post_13136.html

rakuten楽天市場の流通総額データの集計方法が2015年第3四半期から変更となり、楽天トラベルが含まれることになり大きく水かさが増して報告されている。すでに15年初めからクレカ売上、楽天トラベルの予約額などが含まれており、ますます楽天市場の「真水」部分が不明になっている。編集部ではこの2年間楽天のトラベル分を差し引いた流通総額は横ばいの状態と推定される、と述べている。
確かに出店数は9ヶ月で1159店しか増えていない。

ビジネスジャーナルはこの楽天の「停滞」をYahoo!の猛追撃のため、と述べているが、それは実際の注文データを見ている我々からには実感として感じられない。ただ、確かに楽天店舗の動きは一時より勢いを失っている。

今日、アマゾンは新たに「Amazon Vender Express」を発表している。
これは、アマゾンの仕入先登録が手軽に行える新しいサービスだが、アマゾンというブランドを生かした動きはさらに楽天市場を追い込むものになるだろう。
一方、楽天はグループでのサービスの需実が目立つが、出展者側へのメリットの提供というと、先日のカンファレンスでの三木谷さんの講演でも感じたが、乏しい感じを否めない。
出店料で稼ぎを出す、というモデルの楽天市場としては、出店者に何か画期的なサービスを打ち出すことが求められているようだ。

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