バリューコマースによるデジミホ買収の意味

 中江哲夫

年末にヤフーグループのバリューコマースがオプトグループのデジミホを買収の発表がありました。

バルーコマースはデジミホが持つ顧客情報管理ソフト「Rエイト(∞)」をヤフーショッピングに出店している広告主を対象に導入を働きかけ、新しい広告媒体の提案に繋げて行くことを狙っているようである。

Rエイトは「既存顧客の売上アップを実現するパーソナルマーケティングプラットフォーム」と紹介されていますが、既存顧客の行動履歴や購買情報を蓄積・分析し、各顧客に合った情報を適切なタイミングでメールなどで通知できるCRMソフトです。ソフトというと何か安っぽいイメージですが、One to Oneマーケティング(もう古い言い方になってしまいましたが)を実行するために一通りのパッケージを持っている「いい具合の機能を集めたすぐれもの」だと私は評価しています。

特に私が注目しているのが、顧客へのアプローチとして、メール以外にもDSPとの連携による広告出稿とDLPO連携を利用した広告出稿です。どちらも顧客志向での広告の最適化ツールで、これを低コストで実施できるツールはRエイト以外にはあまりありません。(広告代理店が持つシステムは無料で使えますが中立性としてイマイチ信頼できない)

DSPやDLPOは大手広告主にしか関係のないものだったように思われていましたが、今年はこうした新しい広告プラットフォームが一般的なEコマース企業にも利用されるようになってくると思います。それを見越してのバリューコマースの買収は、「さすがヤフーグループ」と言えるものなのかもしれません。

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